ざっくり解説!プログラミングの基本と開発環境

プログラミングってなんだろう?

プログラミングとは、一言でいうと「コンピューターに対してやってほしいことを命令として書くこと」です。
その命令のかたまりを「ソースコード」と呼び、C++のようなプログラミング言語で書いていきます。

実は、ソースコードを書くこと自体は、メモ帳などでも可能です。
でも――それだけではプログラムは動きません。

ソースコードはそのままじゃ動かない?

コンピューターは「0」と「1」しか理解できません。
つまり、私たちが書いたC++のソースコードは、コンピューターにとってはまだ「外国語」のようなものです。

このソースコードをコンピューターが理解できる機械語に翻訳する必要があります。
この翻訳作業を「コンパイル」と呼び、コンパイラという専用ソフトウェアが行ってくれます。

コンパイルによってできあがるのが「オブジェクトファイル」です。
ただし、これもまだ完成品ではありません。

次に必要なのが「リンク」という作業。
オブジェクトファイル同士や、プログラムの実行に必要なファイルなどをつなぎ合わせる作業です。
この作業をしてはじめて、プログラムが実行できる「実行ファイル」が完成します。

開発環境ってなに?

開発環境とはプログラミングをするときの作業環境です。

上記の通り、プログラミングではソースコードを翻訳して(=コンパイル)、実行できる形にして動かす必要があります。

そこで便利なのが「IDE:統合開発環境」です。

✅ IDE(統合開発環境)って?

IDEとは、プログラミングに必要な以下の機能をひとまとめに提供してくれる便利なツールです。

  • ソースコードを書く(エディタ)
  • コンパイルする(コンパイラ)
  • エラーを見つけて教えてくれる(デバッガ)
  • 実行ボタンでプログラムをすぐ試せる(ビルド・実行)

などの様々な機能があります。

おすすめ:Visual Studio(ビジュアルスタジオ)

Windowsユーザーにおすすめなのが、**Visual Studio(ビジュアルスタジオ)**です。

  • C++を含む多くの言語に対応
  • ボタン1つでビルドと実行が可能
  • エラーの場所がわかりやすく表示される
  • Unityなどのゲーム開発にも使えるので、将来的に応用しやすい

注意点: Visual Studio には「Visual Studio Code(VS Code)」という別の軽量ツールもありますが、初心者がC++をやるなら「Visual Studio(フル版)」の方が簡単です。

✅ 開発環境を作るのが難しいときは?

最初のうちは、Visual Studio のインストールや設定が難しく感じるかもしれません。
そんなときは、OnlineGDBPaiza.IO などのオンライン実行環境を使って学習を始めるのもアリです。

ブラウザ上でC++のコードを書いて、すぐに実行できるので、面倒なインストールが不要です。


まとめ

  • プログラミングとは、コンピューターに指示を出すこと
  • ソースコードはコンパイル・リンクという手順を経て実行可能になる
  • 初心者にはVisual Studioがオススメ
  • 環境構築が難しいときは、オンラインツールで始めてみよう

おわりに

これからプログラミングを学びたい!という方へ向けて、次は画面出力について解説する予定です。

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